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やわらかDM_HP用.jpg

やわらかさを忘れてはならない。

やわらかさを恐れてはならない。

私達は、やわらかなるモノについて、

考えていなくてはならない。

こんな風につぶいたことも、合わせてどうか言い聞かせてね。

自分だけでは足りなくて、自分の以外の口や指先からの

言葉が頼りです。折れない為の添え木です。

私達はすぐに「そうだっけ?」って忘れん坊なのです。

自分以外の人の働きかけだって、きっと備忘録になれるのです。

否応なしに感情や感覚や記憶は濾過され、

  過ぎ去った頃のある種の鋭さは、

 きっと どんどん 鈍化 する。

       「私」は 「私」の思う 正しさ の 中 で 、

    吸収 した 感情 や 考え を 元 に 、

           どんどん やわらかくなってゆく 。

 月日を重ねて日常に向き合ったり、

    そうして生きていると忘れることもあるから、代わりに教えてね。

     歳を重ねて鋭かった感覚がどんどん鈍っていくこと、

    時々恐ろしくても逃げないで否定しないで受け入れていくから、

  ど う か 代 わ り に 、

ずっとずっと、薄暗いもののこと考えながら、

やわらかさについて考えている。

容易に削られ、鋭く固く、尖りがちな私達の心について想う。

外気に触れられる形となれるように、

不用意に何かを傷つけてしまわないように、

意図せず誰かを脅かさずにいられるように、

願わくば私達の望みが一つでも多く叶うように。

やわらかな 気持ち、やわらかな 物、


やわらかな 人、やわらかな 記憶。


   
やわらかな 想い、やわらかな 誰か、


やわらかな 光、やわらかな 闇。


   
貴方 の 心 に 棲まい 生きる 、


"やわらか" なる 存在 に ついて 。

発案・主催:智乃-chino-               会場: GalleryArtsoup

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